プロンプトエンジニア

プロンプトエンジニアの年収と将来性を徹底解説!【2023年7月最新版】

Kentaro Takahashi

Salesforce.comにてSMB向けのSaaSアプリケーション群のエバンジェリストに従事。SalesforceWorldTourTokyo2019登壇・ウェビナー主催、登壇多数。その後IT系ベンチャー企業で事業責任者、執行役員を経て独立。

元SaaSエバンジェリストの筆者
ChatGPTブームによって大きな注目を集めているプロンプトエンジニア。この記事ではIT業界で5年間活動してきた筆者が、プロンプトエンジニアの基本的な情報から年収まで解説します。

この記事を読んで分かること

  • プロンプトエンジニアとは?
  • プロンプトエンジニアの年収は?
  • プロンプトエンジニアの将来性は?

プロンプトエンジニアとは

ChatGPTの登場によって非常に注目を集めているプロンプトエンジニア。
プロンプトエンジニアは、ChatGPTなどのAIに指示を出し、出力される内容・コンテンツの開発・設計を行うエンジニアです。

具体的な例で見てみましょう。

ChatGPT搭載botをWebサイトに埋め込む場合

  • 1.ユーザがWebサイトに訪問する
  • 2.ユーザがWebサイトに埋め込まれたbotに質問
  • 3.botが回答をユーザに表示する
元SaaSエバンジェリストの筆者
このケースではユーザが満足できる質問を返信するようにbotを設計する必要がありますから、「どういった質問が想定されて、それに対してどう回答を返すのか」などの設計を担当するのがプロンプトエンジニアという訳です。

プロンプトエンジニアの平均年収

なお、有名調査期間ブルームバーグによるとアメリカではChatGPTブームでプロンプトエンジニアの需要が急増し、年俸4500万円の求人も出てきているようです。*1

日本の平均年収も約600万円〜1000万円とかなり高めです。

項目 年収
indeed 約600万円~950万円
求人ボックス 約600万円~1000万円
マイナビ 約700万円〜1200万円

2023年5月時点:筆者調べ

プロンプトエンジニアの求人

日本ではまだまだ求人数が少ない現状です。
ただ、今後ChatGPTや生成AIの普及に伴って急速に求人数が増えてくることが予想されます。

元SaaSエバンジェリストの筆者
需要に対して非常に供給が少ない職種であることが予想されるので、引き続き高い平均年収が予想されます。

プロンプトエンジニアの将来性

上記のように、プロンプトエンジニアはかなり将来性が高い職種と言えるでしょう。
ChatGPTの影響により各企業がサービスの中にAIを搭載させる流れは加速していくことが予想されます。

元SaaSエバンジェリストの筆者
右肩上がりの需要が、プロンプトエンジニアの市場価値と平均年収を押し上げていくでしょう。

プロンプトエンジニアに必要なスキル

AIと機械学習の基本的な知識

プロンプトの設計とその結果に対する影響を判断するために、AIや機械学習に関する基本的な理解が必要です。

自然言語処理 (NLP) の理解

プロンプト設計は、大部分が言語ベースであるため、自然言語処理の基礎知識は不可欠です。
自然言語処理とは、コンピューターが人間の言語(自然言語)を理解・解析・生成するための技術です。

プログラミングスキル

AIツールやフレームワークを活用するために、Pythonなどのプログラミング言語の知識が必要になります。

データ分析スキル

AIの出力結果を分析し、改善のための洞察を得るためにデータ分析スキルが必須です。

UX/UIデザインの理解

ユーザーがプロンプトをどのように理解し、それにどのように反応するかを理解するためには、ユーザーエクスペリエンス(UX)とユーザーインターフェース(UI)設計の知識が必要です。

問題解決能力

AIの出力結果が期待通りでない場合や、ユーザーの反応が予想と異なる場合など、様々な問題に対応する能力が必要です。

コミュニケーションスキル

プロンプトエンジニアが直面するプロジェクトは、個人ではなくチームで動くことが多くなることが予想されます。
プロジェクトチーム内での協働や、ユーザーのニーズを理解するためのコミュニケーション能力も重要です。

まとめ:プロンプトエンジニアの年収を徹底解説!

プロンプトエンジニアは平均年収や市場価値は非常に高いものの、まだまだ求人自体が少ない職種です。
ただし、ChatGPTブームによる生成AIの一般化に伴い、今後右肩上がりに需要が増えることが予想できます。

*1引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-31/RSB6Z3T1UM0Y01

  • この記事を書いた人

Kentaro Takahashi

Salesforce.comにてSMB向けのSaaSアプリケーション群のエバンジェリストに従事。SalesforceWorldTourTokyo2019登壇・ウェビナー主催、登壇多数。その後IT系ベンチャー企業で事業責任者、執行役員を経て独立。

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